昨日は一転リスクオフ。原因は?

米中貿易問題に関する報道

チリがAPECの開催を断念したこともあり、トランプ大統領が米中通商協議の「第1段階」合意に署名するための新たな場所を探す作業に両国が取り組んでいるとの発言もありましたが、こちらには反応薄でしたね。

 

昨日18時前にはロイターからは中国が米農産品に対する追加関税を撤廃する可能性との報道もありましたが、こちらにも反応薄。

 

米国との包括的かつ長期的な貿易合意に達することが可能かどうか、中国の当局者らは疑念を抱いている。米中両国は「第1段階」の貿易協定調印に近づいているが、中国は最重要問題で譲歩する意向はないと、事情に詳しい関係者が述べている

ブルームバーグによるこちらの報道が入ると一転大きくリスクオフムードとなりました。

 

どうせ完全合意は無理だと見ている向きが多い中で、通信社の報道を投機筋が攻めたい方向の材料に使われている感が否めないですね。。。

 

低調な経済指標

2015年以来の低水準となったシカゴ製造業景況指数(予想48.0➡結果43.2)

PCEデフレータも予想を下回る数値が発表されました。

 

トランプ大統領弾劾問題

トランプ米大統領の弾劾調査、審問公開へ-下院が決議案可決 - Bloomberg

このニュースは気になるところです。

共和党過半数を占める上院での弾劾裁判で有罪にするには、3分の2の票が必要となるため、現時点では罷免の可能性は低いとみられている。

これも基本大丈夫だろうというニュースではあるんですが、リスクオフ方向に攻める材料としては十分な材料となったように見えます。

 

8月2日のアメリカが中国に追加関税を発表した時もそうですが、FOMC翌日はリスクオフ相場になりやすい気がします。

前日の金融政策の材料を意識してトレードしていても新しい材料によって相場が荒れてしまうので個人的にはやりづらいですね。