今週の相場の注目ポイント(FOMC議事要旨、英国とEUの第6ラウンドFTA交渉など)
先週の振り返り
先週も株高のリスクオン優勢の流れとなりました。
NYダウは6月高値を更新し、コロナショック後の高値で推移しています。
ロシアでコロナウイルスのワクチン開発が行われているとのニュースなどがポジティブ材料となりました。
また、基本的にはFRBの大規模緩和がマーケットでは意識されている流れとなっています。
しかし、為替市場ではドル円は107円台をつける局面もあり、ドル安一辺倒とはなっていません。
先週は米国の物価の指標が予想値を上回る数値が発表されたことや、新規失業保険申請件数が予想値より少ない件数が発表されました。
物価の上昇
雇用情勢の改善
これらの材料によって、
FRBの大規模緩和の長期化の思惑が少し後退したのかなというところです。
米長期金利も少し下値から反発しました。
この状況でドル安トレンドが今後も続いていくのかどうかが基本的には為替市場の焦点となります。
以下今週の注目ポイントについて記載していきます。
FOMC議事要旨
19日に公表されます。
これらに関して言及があるのか注目です。
現状の大規模緩和長期化の思惑にさらに追加緩和強化を意識させる材料が出れば、ドル売り要因となります。
英国とEUの第6ラウンドFTA交渉
17日から21日にかけて行われます。
これまでの交渉では漁業権と公正な競争環境という重要分野で交渉が難航してます。
交渉に進展があればポンド買い要因となります。
欧州PMI
21日に独、仏、英、ユーロ圏のPMIが発表されます。
前回は節目の50を超えており、好調な数字が発表されましたが、コロナ感染者数が増加している現状でどの程度の数値が発表されるのか注目です。
その他
先週の記事でも記載しましたが、
引き続き米中関係や米追加経済対策についての続報には注目です。
今週の相場の注目ポイント(米中関係、米国の追加経済対策など) - FX、株式投資家のためのゆるゆる経済解説ブログ
15日に予定されていた、米中の第1段階の貿易合意の検証は延期されました。