今週の相場の注目ポイント(RBA、BOE、米重要経済指標など)
先週の振り返り
先週は週末まではドル安優勢の流れでしたね。
週末金曜日は月末要因も重なってか、巻き戻しのドル高方向に調整が入りましたが。
7月のドル安トレンドの原因は色々と考えられるのでしょうが、金利低下が一つ大きな要因としてあげられると思います。
(出所 investing.com)
米国債の金利も低下しており、米国のインフレ率を考えたときに、米ドルで資金を運用するインセンティブが失われているのかなと思います。
後はトランプ大統領が次期大統領選挙で再選できないリスクなどもドル安の原因と言われています。
またFOMCで景気回復に向けてFRBが「ありとあらゆる手段をとる」との姿勢を表明したことや、先週発表の米国4‐6月期GDPが前年比マイナス32.9%と悪化したこともドル安要因としてあげられます。
株式市場も冴えない週となりました。米国の追加経済対策についての交渉が米政権内でイマイチまとまりそうにないということが、嫌気されているようです。
以下、今週の注目ポイントについて記載していきます。
RBA(豪準備銀行)理事会
3日に開催されます。
政策金利は据え置きが予想されています。
ビクトリア州でコロナ感染者数が過去最多を記録したことや、豪中関係の悪化など経済の先行きが不透明な状況ですので、追加緩和の可能性も一様頭に入れておきたいところです。
BOE(英中銀)政策決定会合
6日に開催されます。
政策金利はこちらも据え置きが予想されています。
7月から外出規制の緩和が進められ、緩やかな景気回復が期待されてる状況ではありますが、
マイナス金利、イールドカーブコントロール導入、量的緩和の拡大などの可能性も残されています。
これらが導入されればもちろんポンド売り要因となります。
米国重要経済指標
3日 ISM製造業景況感指数
5日 ISM非製造業景況感指数
ADP雇用統計
貿易収支
6日 新規失業保険申請件数
7日 NFP雇用統計
7日のNFP雇用統計の予想は
失業率 10.3%
非農業部門雇用者数 +226万人
となっています。
米国で、新規コロナ感染者数が増加しており、週によってはレストランやバーの営業が停止さていたりといった状況でしたので、予想値よりは悪い数字が発表されるかもしれません。