今週の相場の注目ポイント(サウジのニュース、FOMC、日銀)
サウジアラビアの石油施設攻撃のニュース
ロイター通信から
14日サウジアラビア東部にある国営石油会社アラコムの石油施設2か所が無人機(ドローン)によって攻撃されたとの報道が飛び込んできました。
これによりサウジの石油生産能力の半分以上が影響を受け、アラコムは石油生産が日量570万バレル減少するとの見方を示しました。
これは世界の石油生産量の5%に相当する規模とのことです。
このニュースによって、原油相場は高騰するでしょう。
マーケット全体がある程度リスクオフに傾くのは予想できそうです。
17日、18日の2日間にわたって行われます。
前回7月30日、31日のFOMCに続いて連続利下げが見込まれています。
先週に発表された小売売上高の指標の数値も良好で、また月初の雇用統計も雇用者数こそ若干予想を下回ったものの平均時給は伸びており、
今週トランプ大統領はFRBとパウエル議長への批判の中でマイナス金利導入を要求するところまで踏み込んで発言しましたが、これは流石に現実味がないでしょう。
各指標や、株価をにらみながら、利下げ幅がどうなるかの思惑は変動しているのですが、現状CMEグループのサイトをのぞくと下のようになっています。
金利据え置きの予想も20%程度ある状況でFOMCでの政策金利の決定、そして声明文に対してマーケットがどのように反応するのか注目です。
日銀金融政策決定会合
18、19日に開催されます。
先週ECBでマイナス金利の深堀や量的緩和の再開といった内容の政策が決定され、FOMCでも利下げが見込まれている状況で日銀がどう動くのかに注目です。
通貨安競争に負けないようにするために日銀も次の一手を打ってくるのではと見る向きもあります。
黒田総裁もマイナス金利の深堀は選択肢としてあると、直近の日経新聞のインタビューで答えておりましたので
日銀にはもう引き出しがないはず、どうせ現状維持だと決めつけるのは危険かもしれませんね。