日経平均の売り目線の多さに注意

少額で日経平均のトレードをしたい人のために便利な金融商品として日経平均と相関するETFがあります。

 メジャーなものに日経平均の変動率の2倍の動きをするように設計されている1570日経レバレッジETF1579日経ブル2倍などの金融商品があります。

 それらの金融商品空売り注文が殺到しており、逆日歩が発生しています。

 

1570日経レバレッジETFは単元株式あたり70円

1579日経ブル2倍は単元株式あたり40円

 

ここで逆日歩について解説しておきますね。

 制度信用取引という、投資家が証券会社から株やお金を借りて行う取引があります。

 そのうちの売り注文のことを空売りといいます。

これは証券会社から株を借りて売りからエントリーすることができる注文方法ですが、当然借りる側は貸株料を支払わなくてはなりません

 

ここで、空売り注文が殺到した場合のケースを考えてみます。

 株を借りたい人が殺到した場合、証券会社は貸す株が足りなくなってしまい、株を貸せる人を別に探さなければいけない状況になります。

 そのために空売り注文が殺到した場合、貸株料とは別に料金がかかることになっております。

 そしてその料金こそが逆日歩です。

 

上記の日経レバレッジETFや日経ブル2倍といった金融商品逆日歩が発生しているということは、それだけ空売り注文が増えているということです。

 つまり、日経平均の下落を予想している投資家が多いということですね。

 

まあ、9日連続で日経平均が続伸しているので、そろそろと見る向きも多いんでしょうね。

しかし、こういった下目線の投資家が多い時はなかなか素直に落ちないのが相場というものであり、

自分はもうしばらく日経平均は底堅く推移し、

それに伴ってドル円も大崩れすることはないのではないかと見ております。