今週の相場の注目ポイント(EUサミット、米中の重要な経済指標)

先週は

米中貿易協議での部分合意

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ブレグジット問題でポジティブな報道

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これらの材料によってリスクオンムードとなりましたね。

さてさて今週はどうでしょうか。

 

ブレグジット問題

まず、17、18日にはEU首脳会談があり、19日はブレグジットEU離脱申請期限です。

 

イギリスとEU側が大分歩み寄りを見せており、なんとか合意にたどり着けるのではないかという見方が強まってきています

しかし、ジョンソン英首相は離脱延期しないと明言しており、19日までに合意がまとまらなかった場合は合意なき離脱が現実的なものとなり市場は大混乱となる可能性が高いです。

 

ちょうど19日は土曜日にあたりますので、次の週末はポジションの持越しは非常に危険であることは申し上げておきます。

ポンドはもちろんのこと、クロス円、株式等も十二分に警戒しておいたほうがよさそうです。。。

 

米中の重要な経済指標

先々週のアメリカのISM製造業景況感指数、ISM非製造業景況感指数ともにあまりにも低調な内容だったので、16日発表の小売売上高にも注目が集まります。

アメリカは個人消費GDPの70%を占めており、ほかの先進国よりも割合が高いので大変注目度が高いです。

 

16日には米地区連銀経済報告(ベージュブック)も公表されます。

これはアメリカの12の地区の連邦準備銀行がそれぞれ管轄する地区の経済状況をまとめた報告書のことです。表紙の色がベージュ色であることからこう呼ばれております。

 

小売売上高とベージュブックの結果は次回のFOMCでの利下げ思惑に影響を与えるので注目しておきたいですね。

 

また、14日には中国の9月の貿易収支、18日には中国の7-9月期のGDPが公表されます。

特に対米の貿易収支は今後の米中貿易交渉に影響があるので要注目です。