今週の相場の注目ポイント(FOMC、日銀など)
週末の出来事
金曜深夜に米中の第1段階の通商合意が最終段階に入ったと米通商代表部(USTR)が声明を発表しました。
アメリカと中国の貿易交渉に進展があったということで、リスクオンムードで週末を迎えましたね。
そして今日、日本時間22時にトランプ大統領が重大な声明を発表すると発言しております。
おそらく米軍がイスラム国(IS)最高指導者のバグダディ容疑者を殺害したとの報道に関することではないかと言われています。
材料としてはリスクオンよりの材料になりそうですかね。
FOMC
10月29、30日に開催されます。
今月のアメリカの重要な経済指標が軒並み低調であったこともあり、利下げが予測されています。
CMEのFEDウォッチでも90%以上の確率で0.25%の利下げとなっております。
ドルストレートなんか見てみると大分ドル安も進行しているので、利下げは十分に織り込まれていると見ていいと思います。
金融政策の発表後のパウエル議長の発言によって、今後の金融政策の思惑が変動するので、こちらの方が要注目かと思います。
日銀金融政策決定会合
10月30、31日に開催されます。
黒田総裁も9月の日経新聞のインタビューで「マイナス金利の深堀は選択肢としてある」という発言もしておりましたが、金融緩和強化はないだろうという見方が現状優勢です。
もし現状維持だった場合に
緩和期待➡現状維持による失望➡株安&円高
という仕掛けが入るパターンも考えられなくはないですが、日経平均のショートポジションがたまっている現状ではそういった仕掛けもないのではないかと思います。
その他
アメリカの重要な経済指標が発表されます。
10月29日 米ADP雇用統計
10月30日 米第3四半期GDP速報値
11月1日 米NFP雇用統計、ISM製造業景況感指数
先月のISM製造業景況感指数は10年ぶりの低調な水準で、小売売上高も7か月振りのマイナスとなったことから、あまり良い数字は期待できないかもしれません。
また、10月末での合意なき離脱懸念は後退したものの引き続きブレグジット関連のヘッドラインには要警戒です。