FOMC通過。マーケットはドル安、金利低下、株価上昇

政策金利の引き下げ

政策金利は0.25%引き下げられました。

事前に90%以上の確率で予想されていた通りの結果でしたので、これ自体はマーケットを動かす材料とはならなかったと思います。

 

声明文の変更

「見通しについての不確実性が残る」との文言は残したものの

「景気拡大や力強い労働市場、対照的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する」との文言は削除

 

 パウエル議長定例記者会見での発言まとめ

「金融政策はとてもいい状況にある」

「今日の政策は適切であり続ける」

「目標を下回るインフレが期待を押し下げる可能性」

「経済に十分の支援を提供し続ける」

「見通しに対するリスクは前向きな方向に進んでいる」

「将来利上げが適切となる時期が来る」

「利上げの前に著しいインフレ率の上昇が必要」

 

マーケットの反応

政策金利の発表からパウエル議長の会見の序盤までは

ドル高、金利上昇、株高で反応。

 

声明文の変更やパウエル議長の「金融政策はとてもいい状況にある」、「今日の政策は適切であり続ける」との発言を受けて利下げは今回で打ち止め、12月以降の利下げはないのではないかという思惑が生じたと思われます。

ドル高、金利上昇で反応しました。

株価については、経済の状況が堅調であるが故に利下げ打ち止め示唆となったという解釈からですかね。

株安とはならなかったですね。

 

会見の後半では、ドル安、金利低下、さらなる株高で反応。

パウエル議長の「利上げの前に著しいインフレ率の上昇が必要」との発言を受けて、早期の利上げへの転換もないという思惑が生じました

 

まとめると

為替市場、金利市場は、イッテコイのドル安、金利低下

株式市場はひたすら上昇となりました