今週の相場の注目ポイント(ブレグジット、ECB理事会など)

先週末の振り返り

先週末はボーイングジョンソン・エンド・ジョンソンといったNYダウへの寄与度が高い銘柄の株価の下落に連れてのNYダウの下落という株安地合いで、1週間を終えましたね。2銘柄でNYダウを212ドル押し下げたようです。

 

ただ金曜深夜のNYダウの下落のわりには意外にも日経先物が堅調でした

何か理由があるのですかね。

単純に日経のショートポジションがたまっているからというのもあるかもしれません。

日経レバレッジETFには逆日歩が発生している状態ですので。

日経平均に相関するETF逆日歩については以下の記事で解説しておりますのよかったらどうぞ。

keizai-kaisetsu.hatenablog.com

 

ブレグジット

週末、ブレグジットの合意案の議会採決を迎えた結果は

採決にすら至らずという結果でした。。。

 

離脱に関する実施法案をイギリス国内で成立させるまではEUとの離脱協定案の承認を保留するという内容のレッドウィン議員の修正案が可決されました

 

離脱期限とされていた今月末までに、国内法の整備を行うことは難しいということで、離脱期限の延長となるという見方が有力です。

ポリスジョンソン英首相は離脱期限の延長に難色を示していたのですが、EU側に延長を申請する書簡を送ったとのことです。ただ書簡に署名をしていないとのことで、まだ100%延長で決まりとも言えないのかなという状況です。

(参考記事:英首相、EUに離脱延期申請 「10月末」諦めぬ書簡も (写真=ロイター) :日本経済新聞

 

マーケットの反応はIG証券さんのウィークエンドマーケットで確認していただけたらと思います。

www.ig.com

 

ポンドは200PIPS近く投げ売られてから、戻してきております。

 

ECB理事会

10月24日にECB理事会が開かれます。

11月11日より前IMF専務理事のラガルドさんによる新体制となりますのでドラギ総裁にとっては最後の理事会となります。

前回のECB理事会については下記の記事で解説しております。

keizai-kaisetsu.hatenablog.com

 

前回の理事会で量的緩和再開に反対する意見も出ていました。

また直近だと、10月19日にホルツマン・オーストリア中銀総裁は

タカ派発言をしておりました。

このように内部で緩和姿勢に対する反対も多いだろうと見込まれる状況で今回はどうなるかというところです。予想では現状維持が見込まれています