今週の相場の注目ポイント(FOMC議事録、ラガルドECB新総裁講演など)
先週は週半ばリスクオン一服の雰囲気もありましたが、金曜日の米政府高官の米中協議は合意に近いとの発言もあり、結局リスクオン継続となりましたね。
NYダウは28000超えとなりました。
日経平均も23303、ドル円は108.79付近で週末を迎えています。
トランプ大統領は来年の選挙戦を意識して今年の年末商戦に配慮するだろうとの思惑も株価の下支え要因と言われています。
日経平均に関してはベア型投信(株価が下落するとリターンが生じるように設計されている投資信託)の解約による上昇もあったとロイター通信から報じられています。
下げ相場にベットしている人が、そろそろ耐え切れない状況になってきつつあるということですね。
この流れをおさえた上で、今週の相場の注目ポイントについて見ていきます。
FOMC議事録
20日に公表されます。
前回のFOMCでは声明文の変更が行われました。
前回のFOMCについてはこちらの記事で解説しています。
FOMC通過。マーケットはドル安、金利低下、株価上昇 - FX、株式投資家のためのゆるゆる経済解説ブログ
景気拡大に向けて「適切に行動する」との文言が削除され、「適切なフェデラルファンド(FF)金利の行方を見極めていく」に変わりました。
そのため、利下げは前回までの3回で打ち止めではないかとの見方が強まっています。
今回の議事録では、第4次予防的利下げの可能性や、利上げ転換への条件などを見極めていくことになります。
ラガルドECB新総裁講演
22日に予定されています。
ECBでは9月の利下げやマイナス金利強化に対して内部で対立もあると言われています。
9月のECB理事会についてはこちらの記事で解説しています。
昨夜のECB ユーロドルはイッテコイ - FX、株式投資家のためのゆるゆる経済解説ブログ
ラガルド新総裁は、9月に金融緩和の副作用や財政政策の必要性について言及していましたので、この時と同様の姿勢で講演するのであればユーロは買われやすいのかなと思います。
また21日に前回のECB理事会議事要旨が公表されます。
こちらも含めて今後のECBの金融政策についての思惑が変動するので注目です。
その他
その他の重要イベントは以下です。
南アフリカの政策金利については事前予想は現状維持です。実際に据え置きだとすると、南アフリカランドにとっては上昇材料ですかね。
またその他注意したい材料は
このあたりに関するヘッドラインには注意したいところです。