日々のニュースや相場について

今週の相場の注目ポイント(パウエル議長議会証言など)

パウエル議長議会証言 パウエル議長の議会証言が13、14日に予定されています。 前回のFOMCを経て、12月のFOMCでの利下げはないだろうという見方が現状では優勢です。 前回のFOMCについてはこちらの記事で解説しています。 FOMC通過。マーケットはドル安、金…

NYダウさらに高値更新。ポンド、ユーロは下落。

NYダウさらに高値更新 日本時間夕刻に「米中両国が協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した」と中国商務省から発表がありました。 この報道を受けて株高、円安が進行しました。 夕刻からNY時間まではアメリカ側の関係者からの発言…

NYダウ最高値更新

昨晩NYダウは史上最高値を更新しましたね。 27468ドル付近まで上昇しました。 新興市場のナスダック指数やS&P500も最高値を更新しています。 トランプ大統領も「株式市場はレコードハイを記録した!お金を上手に使え!」 と気分よくtweetしていました。(笑…

今週の相場の注目ポイント:RBA(豪中銀)理事会、BOE(英国中銀)政策決定会合など

先週の振り返り 先週は水曜深夜にFOMCが開催されましたね。 政策金利発表後は初動は利下げ打ち止めの思惑からドル買いで反応したものの、パウエル議長の発言から当分利上げはないのではないかという思惑も生じ、ドル売りが進行しました。 株式市場はひたすら…

ムーディーズ南アフリカの格付けを据え置くものの、見通しはネガティブヘ変更。ところで格付け会社とは?

ムーディーズ格付け発表 本日格付け会社ムーディーズによる南アフリカの格付けの発表があり 格付け Baa3に据え置き 見通し 安定的からネガティブへと変更 となりました。 格付け自体は危惧されていたジャンク債への変更はなしでしたね。 ムーディーズの原文…

昨日は一転リスクオフ。原因は?

米中貿易問題に関する報道 チリがAPECの開催を断念したこともあり、トランプ大統領が米中通商協議の「第1段階」合意に署名するための新たな場所を探す作業に両国が取り組んでいるとの発言もありましたが、こちらには反応薄でしたね。 昨日18時前にはロイタ…

FOMC通過。マーケットはドル安、金利低下、株価上昇

政策金利の引き下げ 政策金利は0.25%引き下げられました。 事前に90%以上の確率で予想されていた通りの結果でしたので、これ自体はマーケットを動かす材料とはならなかったと思います。 声明文の変更 「見通しについての不確実性が残る」との文言は残した…

今週の相場の注目ポイント(FOMC、日銀など)

週末の出来事 金曜深夜に米中の第1段階の通商合意が最終段階に入ったと米通商代表部(USTR)が声明を発表しました。 アメリカと中国の貿易交渉に進展があったということで、リスクオンムードで週末を迎えましたね。 そして今日、日本時間22時にトランプ大統…

ペンス副大統領の演説を終えて

昨晩のペンス副大統領の演説は、特にマーケットへの大きな影響はなかったですね。 予想されていたほど、中国に対して強硬的ではなかったようです。 香港の問題に関しては 「中国当局は香港への介入を強め、香港の人々の権利と自由を抑圧する行動をとってきた…

今週の相場の注目ポイント(ブレグジット、ECB理事会など)

先週末の振り返り 先週末はボーイングやジョンソン・エンド・ジョンソンといったNYダウへの寄与度が高い銘柄の株価の下落に連れてのNYダウの下落という株安地合いで、1週間を終えましたね。2銘柄でNYダウを212ドル押し下げたようです。 ただ金曜深夜のNYダ…

DUP党とは?なぜブレグジットの問題で重要なのか

DUP党とは、北アイルランドの地域政党、民主統一党のことです。 ポリスジョンソンの保守党とは、閣外協力で合意しております。 閣外協力とは、閣僚を出さずに与党と連携して政権を運営することです。 日本における自民党と公明党のような閣僚を出す連立政権…

トルコのシリア侵攻。米国、EUからは経済制裁も… 

トルコ軍は9日にシリア北東部のクルド人勢力に軍事侵攻を開始しました。 クルド人とはトルコからの分離、独立を目指す勢力であり、トルコ政府にとっては目の敵となる存在なんですね。 トルコ国内のクルド人と、シリアのクルド人が連携をとると厄介なので、ト…

今週の相場の注目ポイント(EUサミット、米中の重要な経済指標)

先週は 米中貿易協議での部分合意 keizai-kaisetsu.hatenablog.com ブレグジット問題でポジティブな報道 keizai-kaisetsu.hatenablog.com これらの材料によってリスクオンムードとなりましたね。 さてさて今週はどうでしょうか。 ブレグジット問題 まず、17…

米中貿易協議 部分合意

米中貿易協議は部分合意に至りましたね。 トランプ大統領も「重大な第1段階の合意に達した」と発言しております。 成果として見られているのは以下の点です。 中国、米国産農産物の購入拡大 中国、知的財産をめぐる一定の措置に同意 中国、金融サービスと為…

昨晩はポンド急上昇!引き続きヘッドラインには注意!

昨晩ポンドを動かした材料は以下です。 ジョンソン英首相はEU離脱問題をめぐってアイルランドのバラッカー首相と会談し、「合意への道筋を想定することができる」という前向きな共同声明を発表 バラッカー首相も会談後、記者団に「10月末までの離脱期限まで…

この2日の米中関係のヘッドラインについて

この2日の米中関係についての主要な報道は以下の通りです。 中国、米国との部分合意に前向き。 中国、米国の農産物100憶ドルの追加購入を検討。 米政権がウイグル族人権問題で中国の28法人をブラックリストに掲載するとの表明を受けて、中国政府は交渉の進…

昨晩のパウエル発言 量的緩和再開?

昨晩パウエル議長はFRBのバランスシートを再び拡大すると表明しました。 米財務省証券の買い入れを再開するようです。 ただこれは量的緩和ではないとパウエル議長は強調しました。 銀行間の短期金利市場を落ち着かせるために技術的目的で行われるものである…

米中閣僚級通商協議について

米中閣僚級通商協議が10、11日に開かれますね。 株式市場やドル円、豪ドルなどに大きな影響を与えるテーマですので、要点は押さえておきたいですね。 交渉されるポイントは貿易不均衡の問題、為替操作の問題、知的財産の問題、産業補助金の問題など多岐にわ…

今週の相場の注目ポイント(雇用統計後のマーケット、米中閣僚級通商協議)

①雇用統計後のマーケットの反応について 先週末の雇用統計の結果は 雇用者数 予想14.5万人➡結果13.6万人 失業率 予想3.7%➡結果3.5%(50年ぶりの低水準) 平均時給 予想0.3%上昇➡結果0.0% このように好悪入り混じる内容となりましたね。 失業率50年ぶりの…

10月は株価暴落する?アノマリーはあるみたいですが…

ニューヨーク株式市場の過去の1日の暴落率トップ10の内、8回が10月に起きております。 そして第4位までが10月に発生しております。 第1位:1987年10月19日 ▲22.6%第2位:1929年10月28日 ▲13.4%第3位:1929年10月29日 ▲11.7%第4位:1931年10月 5日 ▲10.7…

この2日のドル円の下落要因について

①ISM製造業景況感指数の悪化 経済活動の拡大収縮の節目とされる50を大きく下回る47.8という数字 これは10年ぶりの低水準です。 米中貿易摩擦の影響でアメリカの製造業がかなり苦しい状況ではないかということを示唆していると言えます。 ②ADP雇用統計 予想14…

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF) 外債投資拡大へ

世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2019年度の運用計画を変更しました。 GPIFは、為替ヘッジを講じた外国債券について、外国債券の資産構成割合ではなく、国内債券の資産構成割合に算入すると発表しました。 6月末の時点の外国…

RBA政策金利発表(直近のロウ総裁の発言と市場予想について)

本日は 13時30分にオーストラリアの準備銀行のRBAの政策金利発表ですね。 18時20分からはロウ総裁の発言もあります。 直近のロウ総裁の発言についてまとめると、9月24日のものですが 「さらなる金融緩和が必要である可能性」 「低金利や減税、豪ドル安などを…

今週の相場の注目ポイント(重要な米経済指標、RBA理事会、その他)

☆重要な米経済指標 10月1日(火) ISM製造業景気指数 10月2日(水) ADP雇用統計 10月3日(木) ISM非製造業景気指数 10月4日(金) NFP雇用統計 このように、重要な米経済指標が続きます。 前回のFOMCの後、年内利下げはないのではないかという見方も強まっている中…

ユーロドル年初来安値更新

昨晩ユーロドルは年初来安値の1.0926付近を明確に割りましたね。 1.0904付近まで下落しました。 下のチャートはユーロドルの日足チャートです。 9月12日のECB理事会の後はこれ以上の量的緩和は難しいのではないかという見方も浮上したこともあり、 少しユー…

FOMC 日銀を終えて

昨夜のFOMCのポイント 0.25%の利下げ 量的緩和再開についてはパウエルさん言及 FOMCメンバーに金利据え置きを主張したメンバーが2名いた FOMCメンバーの今後の政策金利見通しでは、2019年と2020年の追加利下げは見込まれていない こんなところですね。 やや…

今夜はFOMC!その後のトランプ大統領の反応に注意!

今夜はFOMCですね。 ポイントは以前の記事で書きましたのでよかったらご覧くださいませ。 keizai-kaisetsu.hatenablog.com 利下げ予想についてはこの数日で大分変動があり、 現時点でCMEグループのサイトを見てみると下のようになっております。 金利据え置…

日米貿易交渉に関して良いニュース  為替条項には注意

日米貿易交渉は、先月開かれたトランプ大統領と安部総理大臣との首脳会談で、牛肉や豚肉などの農産品や幅広い工業品の関税の引き下げなどで事実上の大枠合意に達しているようです。 その貿易協定について数週間以内に署名する意向をトランプ大統領は議会に通…

日経平均の売り目線の多さに注意

少額で日経平均のトレードをしたい人のために便利な金融商品として日経平均と相関するETFがあります。 メジャーなものに日経平均の変動率の2倍の動きをするように設計されている1570日経レバレッジETFや1579日経ブル2倍などの金融商品があります。 それらの…

今週の相場の注目ポイント(サウジのニュース、FOMC、日銀)

サウジアラビアの石油施設攻撃のニュース ロイター通信から 14日サウジアラビア東部にある国営石油会社アラコムの石油施設2か所が無人機(ドローン)によって攻撃されたとの報道が飛び込んできました。 これによりサウジの石油生産能力の半分以上が影響を受…